BIOGRAPHY

ホイットニー・ヒューストン 
Whitney Houston

1963年8月9日、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。有名なゴスペル・グループ、スイート・インスピレイションズのメンバーであるシシー・ヒューストンを母に、ディオンヌ・ワーウィックを従姉妹に持つ。
幼い頃よりシシーにスターになるべく育てられ、11歳の時にニューアークのニューホープ・バプテスト教会でゴスペルを歌い、聴衆を驚嘆させる。母シシーがコンサートツアーに出ている間は親戚の家に預けられた。その後、父ジョンに連れられて一家はイースト・オレンジ郊外の中流住宅地に移り住むが、やがて両親は離婚。ホイットニーは家を出て、ニューヨークでモデルを始める。83年頃からスタジオ・セッション・シンガーとして頭角を現し、アリスタ・レコードの社長クライヴ・デイヴィスに見出され、85年2月に「そよ風の贈りもの」でデビュー。「すべてをあなたに」「グレイスト・ラブ・オブ・オール」「すてきなSomebody」などが大ヒットを記録し、7曲連続全米ナンバーワンの記録を打ち立てる。
92年7月、ボビー・ブラウンと結婚。翌年3月には長女ボビー・クリスティーナ・ブラウンを出産。92年『ボディガード』にケヴィン・コスナーと共に主演、女優デビューとともに映画は世界的大ヒットを記録。主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は音楽史上最高の売り上げを記録したシングルの一つである。95年には『ため息つかせて』に出演、96年には『天使の贈り物』でデンゼル・ワシントンと共演する。
2012年2月12日、薬物摂取の器具に囲まれたビバリーヒルズホテルの浴槽で不慮の死を遂げた。
グラミー賞には8度輝き、生涯でリリースしたアルバム7枚、サウンドトラックアルバム2枚は全世界で計2億枚以上を売り上げ、まさに80年代~90年代を代表する世界的女性シンガーである。